Aは黒でEは白
いや、「深刻な」って意味じゃなく複雑ってことです。
ちゃんと整理できたらホメてあげましょう。(わたしを)
でもまあ、最終的な結論は
「へぇ~。 ( ̄- ̄) 」
・・・てこと なんで、どうぞお気楽に。
え~とですね。
以前にも書いたことがありますが
わたくしは大学時代、フランス文学を専攻しておりまして
卒論のテーマは
「ランボーにおける色彩学」
・・・的なことでした。(もはや題名すらうろ覚え)
あ、念のため言いますけど
ランボーってスタローン系じゃないですよ。
アルチュール系です。
←ランボー全詩集
というのもですね。
「A は黒、E は白、I は赤、U は緑、O は青」
で始まる、『母音』(Voyelles) という作品はもちろんのこと
ランボーの作品には色、特に青をイメージさせるものがよく登場するので
色彩心理学チックなことと関係あるのかしらん、と思ったからです。
ところで大学に入ってからフランス語を学んだわたくしは
教材として使われていた、ランボーの詩に出会って
「詩を読んで映像が浮かぶ」
ということを初めて経験したのですが、
ていうか、そんなことは後にも先にも
ランボーの詩だけなんですけども。
それは映画やテレビを観るのとはまたちょっと違う
ものすごく不思議な感覚で
かといってオカルトとかスピリチュアルなどではなく
まぁどっちかというと「サブリミナル効果」っぽいもの
・・・みたいな感じ。(のような気がした)
それってやっぱり『色』に関係あるのかなぁ?
というのが、卒論テーマに選んだ理由だったんですけども
ま、しょせんあたしのやることなんで
特にこれといった大発見をすることもなく終わったんですがね。
でもやっぱり、このことはず~っと気にかかっていて
そんな時!
「チームバチスタ」が面白かったんで
続編といわれるこの本を読んでみたんですよ。
←ナイチンゲールの沈黙
レビュー見ると、あんまり評判よくないみたいなんですけど
わたくしにとってはものすごく面白かった。
なぜならばこの小説は
「共感覚」をテーマにしているからです。
たとえば文字や音に色を感じたり
数字の配列が風景に見えたり、という人のことを
共感覚者 と呼ぶのだそうです。
(詳しくはとりあえずwikipediaをご覧ください)
とはいえ、この小説はちょっと行き過ぎなとこがあって
「んなアホな!」と思うような現象が出てくるので
そのへんで評価が低くなったんだとは思うんですけど
そんなことはさておき。
おぉ~っ、これか! w(゜o゜)w と。
あたしがランボーの詩を読んで感じたのはこれだったのか!
と、ようやく答えをみつけたような気がしたっつー話です。
(↑ここが今日の結論)
・・・厳密に言うと違うんですけどね。
例の『母音』という詩があることから
ランボーが共感覚者だった、という説もありますが
よく調べてみると、そういうわけでもないらしい。
もちろんわたしにもそんな能力はありません。
でも、長年フシギに思っていたことが
「共感覚」 という言葉で解明された
・・・ような気がして、すご~くスッキリしました。
ので、興味を持たれた方は読んでみてください。
ちなみにわたしは、文庫版の解説で紹介されていた
この本を、ぜひ読んでみたいです。
←ねこは青、子ねこは黄緑―共感覚者が自ら語る不思議な世界
・・・・・・ということで。
「なんしか言いたいことはわかった」
・・・っつーヒトは押してごらんなさい。

絶対音感とか共感覚とか、ちょっと憧れますけど
日常生活がややこしそうですな。
あわせて読みたい
| 読書ノオト | 06:27 | comments:52 | trackbacks:0 | TOP↑
共感覚…
わかるようなわからないような…
ちょっと体験してみたい。
絶対音感て、持ってるって聞くとカッコイイけど、
色々な音がすべて音符になっちゃうそうで、
クラクションとか雑音まで気になるとか。
(全てがドレミじゃないので)
絶対音感やら霊感やら、
ややこしそうなのはいらんかも。
| だな | 2009/02/04 06:40 | URL | ≫ EDIT