☆つれモナ☆

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アヌくんとわたくし









アヌくんもわたしのメンタルも回復したので
先週お蔵入りにした下書きを公開することにしました。

あの時はネガティブな気持ちにどっぷり浸って
泣きながら書きなぐってたんですけど(笑)
気分が変わってちょっと前向きに修正したので
読んでもそんなにどんよりした気持ちにはならないと思います。

どんよりしたらすみません。ヾ(´ε`*)ゝ
でもみなさんにもやっぱり知ってほしかったので。



========



アヌくんがうちに来た2月の半ば頃は
10歳ぐらいと聞いたけど8歳ぐらいじゃないの?

・・・なんて言っていたほど
元気に走り回っていたのに
そこから右肩下がりに
どんどん体調が悪くなってしまいました。

足腰もここ1か月ぐらいで急激に怪しくなり
室内や庭を歩く分にはお手伝いの必要はないけど
散歩はちょっと厳しい感じ。

今のアヌくんに関して
いちばん辛いのは、実はそこです。


正直言ってわたしは
てんかんだろうが腎臓や肝臓の数値が悪かろうが
元気に散歩してごはんをパクパク食べられるなら
犬のQOLとしては上出来だと思ってます。

いろんなニオイを嗅いでいろんな人や犬と会って
いろんな感触を踏みしめることこそが
犬の楽しみだという風に考えているので

なので散歩に行けないのはつらいです。
散歩に行けない犬を見ているのがつらい。


まあそうはいってもこの時期
健康な犬でも暑くて散歩どころではないし
エアコンの効いた室内でのんびりしてるほうが
実際は幸せだとは思いますけども
それはまた別の話で、考え方としてね。



2008062_20200806113028f99.jpg



アヌくんを迎えた時
これから楽しいことたくさんしようね!
一緒にいろんな所に行こうね! と思っていて

それはアヌくんのためでもあったけど
介護生活の末にアイスを失ったわたしが
新たな犬との生活に救われることでもありました。


それなのに結局
3月には初めての発作にうろたえ
4月は大出血&歯の治療をして
5月にまた群発発作

そこで薬を変えて落ち着いたかなという頃から
今度は足腰が怪しくなってきてしまい
とにかく毎日をやり過ごすことが精一杯で
楽しいことなんて何もしてあげられてません。

アヌくんを全力で幸せにするつもりで迎えたのに
どうしてこんなことになってしまったのか

うちに来た時は本当に元気で
血液検査の結果にも特に問題はなく
てんかんのケアだけしてあげればよかったのに

こんなに何度も病院に通って
信頼できる獣医さんにしっかり診てもらい
いい薬もたくさん飲んで鍼も漢方もマッサージも
できる限りのことは全部しているのに

それなのにどうしてこんなに
あっちこっちどんどん悪くなってしまうのか

アヌくんはもしかして
あれこれ余計な治療などしないほうが
楽しく暮らせていたのではないだろうか

うちじゃなくて他の家に行っていたら
こんなことにはならなかったのではないか

わたしはモナカの晩年を見ていて
犬マッサージの勉強をして資格を取り
それでもアイスには何もしてあげられなくて

アヌくんこそは足腰が弱らないように気をつけていたのに
結局なんの役にも立てないという無力感。



2008142.jpg



そんなこと考えても仕方ないのはわかってるし
うちに来なかったらもっと悪くなっていたかもしれないよ、と
いろんなひとが言ってくださるのも
とてもありがたいとは思うんだけど

つらいし悲しいしかわいそうだし悔しいし心配だし
いろんな感情が押し寄せてきて混乱していました。


そんな気持ちを動物病院でふと漏らしたら
成犬は新しい飼主のところに行くと
うれしくなってテンションが上がって
必要以上に元気になってしまうことがあるから

最初はきっと楽しかったんですよ
それでついつい無理しちゃったんですよ
その反動がちょっと今来ちゃってるんじゃないかな?

・・・というようなことを言われ
ほんの少しだけ気持ちがラクになりました。

そうか、楽しかったのならよかった、
と思ったらなんか泣きそうになった。


そしてまた別のかたにはこんなことも言われました。

犬は自分が何歳だか知らないから
もうトシだから、なんてことは全然思わないよ。

毎朝起きて気持ちいいなー
居心地がいいなーと感じてくれるように
身体を整えてあげる、と考えてみたらどうかな?

それにきっと半年前とは気持ちがまったく違うはずだから
この家に来てよかったな、と感じてくれたらうれしいよね。


どちらも本当になにげない言葉で
毎日いろんな飼主さんと接している中で
ご本人にとってはいつも言っていることなのでしょうが

なんだかもうズタボロに弱り切ったわたしには
ものすごく沁みました。



2008141.jpg




そうだよね、犬は Living in the moment
今この瞬間を生きているんだもんね。

年齢がどうだとか数値がどうだとか
そんなこと全然考えないし関係ない。

犬と暮らしてもう20年以上経つのに
いろんなことに惑わされてしまって
いちばん大切で基本的なことをすっかり忘れてました。

アヌくんはちゃんと歩けるしなんでも自分でできるし
楽しめることだってまだまだたくさんあるのに
できないことばっかりに気を取られて
どんよりした気持ちで貴重な毎日をムダにしてしまった。


今できることをやらなくちゃ!

・・・というわけで偶然そのお2人と
相次いでお話する機会があり
そのへんから気分が前向きになっていった次第です。

気分が沈んだ時にはモンモンとせず
誰かと話すことも大事だなあとつくづく思いました。

こうしてわたしは元気を取り戻し
アヌくんの体調も回復してめでたしめでたし。


・・・・ていう
ホントにどうでもいい話でした。














ご清聴ありがとうございました。

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| サルーキとの暮らし | 16:10 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

どうでもいいことだなんて。どうでもいいことどころか、それが全て!と思い直しました。

Living in the moment.ほんとうにそうですね。

どんなに幸せにしてあげたくても、わたしが愛犬に貰っている幸せ以上の幸せを与えてあげることはできなくて。くぅ〜。こうしているわたしの横で、可愛い顔して転がってやがります。長文コメントしたいところですが、なでてきます!

| ひろこ | 2020/08/14 20:43 | URL |

ペットガイドメッセージがお役に立てばいいのですが。
熊本在住の方なのでお近くかもしれません。
http://marunohikafe.cart.fc2.com/ca55/939/p-r55-s/

| あさきたく | 2020/08/14 21:16 | URL |

はああああ、きなこさんお疲れ様です・・・!きなこさん、めちゃくちゃ頑張ってますよー!!アヌくんは絶対に幸せ!!
何気ない会話に救われることありますよね、やはり閉じこもってしまうと腐り勝ちなのでコミュニケーションは大切。。

| しーな | 2020/08/15 00:29 | URL |

アヌ君をみたら、とても幸せそうなお顔してますね。それが答えなんだと思いますよ。きなこさんも幸せでありますように。

| megu | 2020/08/15 11:15 | URL |

励まされました

どうでも良い話なんてことありません。私の心に深く沁みました。私は二年前に愛犬を10歳で亡くて(病気)犬の事も特に学ぶわけでもなくひたすら可愛い〰️可愛い〰️と共に生活するだけで、病気を患っていたことに何にも気がつきませんでした。体調を崩して病院に連れていったときには、もう長くないだろうと言われてしまい、診断されてから20日足らずで亡くなってしまいました。手術と言う選択も有りましたが、人見知りで遠く離れた病院での入院には耐えれないと思い、延命せず、大好きな家で大好きな家族と生活することを選びました。しかし最後の1日はとてもとても苦しみました。苦しむ姿を目の当たりにし、お水を飲ませて抱きしめるだけしか出来なかった自分の無知、無力さに何とも言えない気持ちになりました。可愛がっていたはずなのに肝心の体のケアがしてあげれなかった。もう自分は二度と犬を飼う資格がないと思っています。愛犬の写真もまともに見れません。
でもきなこさんは違います。色んな事を考えて考えて長年犬と共に過ごされていたのだからそんなに自分を責めないで下さい。明るいきなこさんの文章には後悔と言う気持ちのフィルターがかかることなく、これからも有るがままのアヌくんと共に歩んでいって下さい。応援してます。長々と失礼しましたm(_ _)m

| かいまま | 2020/08/15 13:32 | URL |

私も励まされました(泣)

必ず幸せにしたいとシニアの保護犬を引き取り、我が家に来る前から不自由だった右足ばかりに気をとられ…
ヘルニア発症して麻痺したのは左足。
手術して今もリハビリを続けていて、どうにかフラフラしながらも歩けるようになったけど、一生懸命歩いてニコニコ寄ってくる姿を見ては、引き取ったのが我が家じゃなければ、もっと幸せになれたのかも…と考えてしまって。
病院に行くたびに、看護士さんにも
『凄く回復してますね!』と言って頂けてるのに、悶々としていました。

でも。
他の方のコメントにもありましたが、アヌくん凄く良いお顔してます。
幸せそうなお顔は、間違いなく きなこ家の愛情の証で。
我が子もニコニコしてくれてるのに、ちゃんと見てなかったな…。
幸せと思ってくれている!と思いたい!

| 名無しさん | 2020/08/15 13:58 | URL |

いま、この瞬間を生きるって、
生き物たちのいちばん素晴らしいところですね。
わたしは、いま犬は飼っていませんし、
亡くした時の怖さを思い出して躊躇してしまうのですが、
いまを生きる姿をやっぱりそばで見たいなあと思います。

コロナで、誰かと話すことが減ってしまってて、
深く沈んでしまいがちな人、多い気がします。
何気ない会話が恋しいです。

| 名無しさん | 2020/08/15 15:17 | URL |

きなこさん。よかったですね。

アヌ君はきなこさんをお母さんとして愛しているんじゃないかなぁと思いました。
きなこさんがつらい思いをしていることアヌ君はもちろん感じていて。きなこさんの気持ちが楽になったことが何となくわかってアヌ君うれしくて。アヌ君も気持ちが変われたのではないかなと思いました。
保護犬でも、もうちゃんと、きなこさんの息子で、頭も良いし、お母さんの気持ちにとても敏感なのだと、そんなふうに見えます。

我が家の息子犬の話しになりますが、去年大病をしました。かかりつけの先生が休診日に悪化して、車を1時間走らせて他の病院へ駆け込んだり、MRIの検査の日の早朝に、苦しそうな声で泣き出したので慌てて救急病院へ連れて行ったり、数日の間に4人の先生に診ていただきました。検査に次ぐ検査。人見知りで、知らない人に触られることをとても怖がる子でしたので、耐えられなかったのでしょう。心が壊れてしまっていました。それでもわたしは病気を治してあげたい一心で、そのことに気づいてあげられませんでした。病気になったことがつらくてグッタリしていると思っていたのです。気づいてくれたのは、かかりつけの先生でした。幸いMRIの結果では、治療法はなく自宅でリハビリ以外にしてあげることはないと言われましたので、静かにリハビリをしながら過ごしました。もう病院へ行かなくていいよ。ごめんね。とわたしは泣きながらあやまりました。心を閉ざしてわたしの目を見ることがなくなっていた子が、泣いているわたしの目をジッと見ていました。その時、この子はわかっている、とはっきり感じました。その後、再びわたしに心を開いてくれて、また愛に溢れた目でわたしを見てくれるようになりました。動かなくなった下半身を引きずりながら満面の笑顔でわたしのもとへ、凄いスピードで寄ってくるのを見た時、確信しました。この子は病気で動けなくなったことがつらかったのではない、知らない人に触られまくることが、検査の数々が、おそらく死なことよりも怖かったのではないかと。考えてみたら、病気になったり、死を迎えようとしている犬は、群れから離れて静かに回復を待ったり、死を待ったりするのではないかなと。普段は溺愛して可愛がっていても、本当に犬が犬として生きることを尊重して欲しいときは、そうしてあげようと、その時思いました。いつもと同じ場所で過ごしたい気持ちを大切にしてあげようと思いました。それは飼い主にとって難しくつらい時もあると思いますが、ウチの子の場合は、それを選択してあげようと覚悟を決めました。ありがたいことに、かかりつけの先生はとても優しく、人の子を慈しむように背中を撫でながら診療してくれます。病気を治すだけでなく、犬の心まで見ていてくれますので、普段は一生お世話になりたいと思っています。
先日、また再発して下半身を引きずりだしたのですが、同じ症状だと見てわかりましたので、自宅でリハビリしていました。昨年ほど酷くはなく回復に向かってくれて、今は歩いたり走ったりしています。

長くなって申し訳ありません。
いろんなお考えがあるかと思いますし、病気によっても対処の違いがあると思いますが、誰かの参考になりましたらと思いました。
わたし自身、時には病院の先生以上に他の犬の飼い主さんの言葉に救われたことがあります。いろいろな方々がいろいろな経験をなされて、いろいろな思いを感じている。そうして頑張ってこられたのだなと深く感じたことがあります。自分がたったひとりで頑張っているのではない、と急に思えて、なにも現状は変わらないのに、とても気持ちが楽になって、そうしたら、今起きていることを受け止められるようになって、とにかくこの子と幸せになろうと思えたことがあります。そして不思議と現状も動き出して変わり出したことが何度かあります。

熊本で、きなこさんとアヌ君が毎日穏やかに幸せでありますように。お祈りしています。

それにしても毎日暑い…ウチの犬もダラダラと寝てばかりいます。それでも今年の長い梅雨の頃より元気なように思います。

| そらら | 2020/08/18 12:44 | URL |














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