今を生きるアヌ様
「100日後に死ぬワニ」というのが
話題になっているのをニュースで見ましたが
ワニくんのなんでもない日常のあと
唐突に「死まであと〇〇日」と表示されるのが
とても衝撃的だし切ないしなんだか胸が苦しくなる。
でもわたしたちの人生だって
『神の目線』から見たら誰でも
あと〇〇日と表示されるわけで
そんなこと知らずにポテチ食べたり
昼寝したりお尻かいたりして
貴重な時間をムダに過ごしているのですよね。
↓本になるらしいですよ
なので、こういうマンガを見たりすると
「貴重な時間なのだから1秒たりともムダにせず
1日いちにちを大切に過ごしてゆきましょう!」
などと思ったりするのが正解なのでしょうが
そしてわたしもついこの間までは
そんな風に思ってもいたのですが
なんか結局ワニくんみたいに暮らすのが
いい人生だったと思える過ごしかたなのでは?
・・・と思うようになりました最近。

というのも今までうちの犬たちは
社長もモナカもアイスもみんな
いちおう血統書というのがあって
誕生日だとか親が誰だとか正式なお名前だとか
そういうバックグラウンドがわかっていたのですが
でもアヌ様は誕生日はおろか
いちおうサルーキだろうと誰もが思っているけども
本当にサルーキなのかもよくわかりません。(´艸`)
確実なのは犬であること
そしてオスであること、それだけ。
なんかいいなーと思うんですよね。
生きものとして今日を生きている感じが。

てんかんだし心臓も腎臓も悪いし
良性らしいけど腫瘍もいくつかあるし
脚はフラついてるし歯は悪いし
目もあんまりよくないみたいですが
朝ゆーっくり起きて散歩行って
ごはん食べて昼寝して
散歩行ってごはん食べて昼寝して
散歩行ってごはん食べて寝る
そうやって何でもない1日をただ生きていくことが
生きものとしては正しいんだろうなあと
なんだか最近思うのです。
犬と暮らしていると誕生日を祝うたびに
ああもう〇歳になってしまった・・・と
無意識にカウントダウンしてしまいがちですが
アヌ様の場合はそれもない。
死ぬまで、生きる。
結局それがすべてなんだな、と
アヌ様の清々しさに目からウロコが落ちる思いです。
人生後半にさしかかってきた今日このごろ
なにひとつ成し遂げていないことに焦ったり
急き立てられるような気持ちでいましたが
与えられた命を粛々と生きていくのは
決してムダに時間を過ごしているわけではないと
都合のいい解釈ができるようになったのは
アヌ様のおかげであります。
ありがたやありがたや。( ̄人 ̄)
春が来たのかしら

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わたしが欲しかったのは
「ホースホルダー」という

名前だとわかってスッキリしています
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| 犬との暮らし | 11:30 | comments:15 | trackbacks:0 | TOP↑
アヌ様について
もう一つ確実にわかっていることがあるな。
気品高くかわいい。
とういうこと。
見てるだけで癒される。
ありがたや。
もう本当にこれで十分。
| ぱぱん | 2020/03/23 13:21 | URL |