マリー・アントワネット フルコンボ(後)
さて後編です。
展覧会場の入り口で
こんなポスターを見つけました、

おおっ、これはソフィア・コッポラの映画ではないか!
もう10年ぐらい前の作品で
話題になったことは知っていたんだけど
ニュージーランドではこういうアート系(?)の映画は
ほとんど上映されないので見逃していた。
この映画が11/17までの期間限定で特別上映されています。
なんという強運!
しかもちょうどいいタイミングだったので
会場を出たら映画館へGO!
美術館と映画館が近いと
こういうコラボができて楽しいですね~。
ちなみに六本木ヒルズのカフェやレストランでは
マリー・アントワネットにちなんだ特別メニューなどもあり
そちら方面のコラボも楽しめますよ。
しかしなぜか映画館に入ると
ポップコーンを買ってしまうわたくし。_(^^;)ゞ
ラグジュアリー感ゼロ。

映画のほうは本物のベルサイユ宮殿内部だけでなく
フランス政府がプチ・トリアノンまで撮影を許可したそうで
その映像だけでも見る価値あり!
(撮影料として1日16000ユーロ=185万円ぐらいかかったらしい)
今回はまず小説で読んだ骨組みに
展覧会で肉付けされ
映画で一気に立体的になったのがすごく面白かったです。
たとえば小説でドレスはこんな感じだった、と書かれていたものが
展覧会では肖像画やレプリカのドレスを実際に見ることができ
映画になるとそれを着た人々がベルサイユ宮殿で動き出す
・・・といった感じで
この順番はわれながらパーフェクトだと思いました!
ストーリーはマリー・アントワネットの生涯、というよりは
「ベルサイユ宮殿にいるマリー・アントワネット」を描いたもので
もちろん史実には基づいているんだけど
すべてが再現されているわけではありません。
なので不満なかたはとても不満だと思うし
実際映画が公開された時にはブーイングも上がったそうで
いまだに賛否はっきり分かれる映画みたいですが
わたしはものすごく好きだった!! (*゜▽゜*)
好きすぎてその日帰ってから
AmazonでDVDをポチってしまった!!!(笑)

このパッケージで分かる通り
めちゃめちゃガーリーな映画です。
とにかくかわいい。
徹底的にかわいい。
衣装のひとつひとつも素敵なのですが
(アカデミー衣装デザイン賞を受賞している)
映画全体の色合いがとてもかわいい。
そしてお菓子がたくさん出てきてかわいい。
ついでに犬もたくさん出てきてかわいい。
(犬も2006年度カンヌ映画祭「パルムドック賞」を受賞)
もしかしてガーリーなものが苦手なかたには
うっ・・・ となるぐらい甘々かもしれませんが
しかしクラシック音楽とともにロックも多用されているので
甘々がtoo muchになる寸前でピリッと締まり
この「あまじょっぱい感」がなんとも心地よいのです。

それからたぶん(というか当然だろうけど)
ソフィア・コッポラはお嬢様なので
ゴージャスでしょ!すごいでしょ!!
という感じがまるで表現されてないところが
(表現したかったのかもしれないけど)
これまたとても小気味よくて
お育ちのよいかたがおつくりになった映画
ていう雰囲気が漂っているので
ベルサイユ宮殿にまったく圧倒されていないのです。
これはすごい。
マリー・アントワネットが一貫して
「異国から嫁いできた少女」として描かれていて
かわいい中にもそういう孤立感があるのも
わたしは好きでした。
あとちょっとネタバレしてしまいますが
生涯の最後の最後までは描かれないので
ある意味安心して見ても大丈夫です。
このエンディングは賛否あるだろうけどわたしは好き。
というわけで
小説→展覧会→映画のフルコンボ
おすすめです!
帰ったらマンガ読んでDVD見ようっと♪
限定パッケージのマリービスケットも買ったよ

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DVDのレビューもなかなか面白い
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今週もよろしくお願いします

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| TOKYO日記 | 11:24 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑
マリーアントワネット『フルボッコ』と読んでしまった私…ラグジュアリーとかガーリーから一番遠い場所にいる気がしてなりませんorz
| 青森りんご | 2016/11/14 12:20 | URL | ≫ EDIT