あの犬のこと
週のはじめから
重い話で恐縮ですが
お向かいの家にいたロットウェラーが
旅立ってしまいました。
ガレージの片隅の
犬小屋ともいえない囲いと屋根がついた
小さなスペースだけが彼の世界でした。
わたしが引越してきて1年ちょっと
2メートルにも満たない鎖に
ずっとつながれていた。
散歩に行ったり
飼主と遊んだりしているところは
一度も見たことがありません。
ひとりぼっちで
ごはんをたべて、寝るだけの毎日。

日曜の夜おそく
アイスを連れてトイレに出たら
犬とは思えないような声で
叫んでいたので心配していたのですが
その翌日に旅立ったのだそうです。
どうにかしてあげたいと思いながら
結局わたしにはなにもできなかった。
散歩に連れて行ってあげればよかった。
一度でも撫でてあげればよかった。
どうしてわたしは
何もしなかったんだろう。
そういう後悔の気持ちでいっぱいです。
あの叫び声が耳から離れない。
彼の一生はいったい何だったんだろう。
名前すら知らない
正面から顔を見たこともない犬なのに
自分でも驚くほどつらくて悲しくて
声をあげて泣いてしまった。

グアムにはSPCAもアニマルポリスもないので
無責任な飼い主が罰せられたり
犬を飼う権利をはく奪されることはありません。
レジで待たされるとか
欲しいものが手に入らないとか
そんなことよりもずっとずっと
こういうことがグアム生活で一番のストレスです。
正直、グアムに住んでるのは本当につらい。
犬が好きでなければ
もっとグアム生活を楽しめるのかもしれないけど。
犬好きじゃなければよかったのに
。。。と思うことがとても多くてつらいです。
虹の橋で思い切り走っておいで

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| グアム犬事情 | 11:35 | comments:41 | trackbacks:0 | TOP↑
私も読んでて、涙が出てきました。
こういう話を見聞きする度に、犬の幸せってなんだろう。って、
いつも考えます。
お向かいのワンちゃんが、虹の橋の向こうでいっぱい走って
いっぱい遊んでお腹いっぱい食べられてるように祈っています。
| みんと | 2016/08/02 10:51 | URL |