一週間
モナカがお空にのぼってから
1週間がたちました。
ずっとお天気が悪くて虹が出ません。
いつもみたいに寄り道して
まだ虹の橋にたどり着けないのかな。
銀河系は虹の橋より遠いのかな。

14年間ずっと一緒だったモナカが
いなくなったらわたしは
どんなに辛くて悲しくて
いったいいつまで立ち直れないのだろうか
。。。と、
ここ数年ずっと考えていて
その日が来るのが怖くてたまりませんでした。
でも実際は自分でも驚くほど
スッキリとした気持ちでいます。
(まだ時々泣くけど)
モナカがとても上手に
さよならしてくれたからだと思います。

考えてみれば約ひと月前
わたしが日本に行った時
モナカはまだまだ元気で
そのおかげで安心して
日本に行くことができました。
ビザの更新という
よんどころない事情だったので
行かないわけにもいかず
かといって容体の悪いモナカを
置いていくことになったら
心配で心配でたまらなかったと思います。
グアムに戻ってきてから
まるでそれを待っていたように
モナカは日に日にできないことが増え
足腰が弱っていってはいたのですが
それでも食欲はまったく落ちず
トイレの失敗もまったくなく
いつもニコニコしていたので
大丈夫大丈夫、と安心していました。
そしてそれはお別れの直前まで
変わらず続いていた。

あの日の朝
わたしはモナカをなでていたのですが
クイクイッと蹴るように脚を動かし
なになにどうしたのー、と
モナカの顔を見たら
そこにもうモナカはいませんでした。
そんなふうに突然
モナカは姿を消してしまった。
わたしは何が起こったのかわからず
しばらく呆然としていました。
冷静に考えれば
前夜から発熱していて
ごはんも食べなくなり
水も自分で飲めなかったので
予想すべきことだったかもしれないけど
なぜかそれでもきっと大丈夫だと
モナカは思わせてくれていた。
予想できたところでたぶんわたしは
ひとりでオロオロするばかりで
なにもできず不安でたまらなかったでしょう。

だからきっと最後の最後まで
のんきな飼い主を心配させまいと
モナカはがんばったんだろうなあ。
そしてわたしがなでている間に
でもお顔を見ていない時に
スーッと姿を消してしまった。
のんきな飼い主が
「あれ?」と気づいた時には
モナカはいなくなっていたのです。
息を引き取ったその瞬間
わたしはモナカに触っていたんだと思うと
それだけで少しは救われる気もします。
最後までフワフワの美しい姿のままで
まるで今まで存在していたことが
幻だったように消えてしまった。
モナカがそんなふうにいなくなったので
わたしは意外なほど大丈夫なのです。
本当になんて優等生なんだろう。

お空にのぼるモナカには
クッキーをたくさん焼いて持たせました。
社長用に小さいのも焼きました。
モナカはリードなしで歩いているとき
何度も振り返ったり戻ってきたりして
わたしがちゃんとついてくるかどうか
いつもチェックしていたので
もしかしたらまだ気にしていて
なかなか進めないのかもしれません。
モナカくん、わたしはもう大丈夫だから
虹の橋までまっすぐ走って行って
みんなにクッキー配ってあげなさい。
社長には多めに渡すんだよ。
よろしくね。
またね。
名刺代わりにゴールデン型のも焼いた

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アイスくんが淋しそうだよ

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社長には多めに
社長には多めにのところで、涙が止まりませんでした。きっと全部あげちゃうぐらいなんでしょうね。モナカくん。
かわいいお顔です。本当に優等生でしたね。
| Nao22 | 2015/10/21 16:40 | URL |