ホテル・ジューシー
最近のお気に入り、
「ミステリー」に分類されることが多いのですが
誰も死なないし刑事も出てきません。
*追記:カンペキに「さかもと」さんだと思ってました・・・
687'sさんありがとうございます!!
「あの人なんでいつもああなんだろう (゜ー゜?)
・・・ていう日常のちょっとしたナゾを
解き明かすっていうかまあそんな感じで
どれも読後感がほんわりイイ気分です。
伊坂幸太郎さんが好きな人は好きかも。

で、今日ご紹介したいのは
2人の女子大生が卒業旅行の資金作りのために
アルバイトした、ある夏休みの話。
歯医者さんでバイトしたサキちゃん版と
沖縄のホテルでバイトしたヒロちゃん版が
それぞれ別の小説になってます。
なので2冊まとめて読むと楽しさ倍増。
ちなみにこの2冊、題字も装丁も同じ
というか姉妹バージョンなんですが
実は出版社が違うことにさっき気づきました。
なかなか粋な計らいですなあ。
シンデレラ・ティース (光文社文庫)
ホテルジューシー (角川文庫)
どっちも面白いんですけど
南の島への引越を控えたわたしとしては
「ホテル・ジューシー」がめちゃめちゃ面白かった
というか、ためになりました。
ま、なんだかんだ言っても
ニュージーだって島国だし
マオリとかサモアとかトンガとか
いわゆる「島時間な人たち」の多い国なんですが
オットの報告を聞いてるとグアムは強烈。
10時に始めようって言うと
みんな集まるの12時 ┐( ̄ヘ ̄)┌
・・・・みたいな。

この本を読んでると
沖縄の人もかなりグアム寄りだなあと
まあそんな感じがするんですけども
なんでも効率よくキッチリしたい
しっかり者の女子大生であるヒロちゃんは
そんなユル―い沖縄に来て
あ~なんでドイツもコイツもいい加減なのっ!ヾ(`◇´)ノ彡☆
・・・ってイライラするんですよ。
あーわかるわかる。
あたしだってNZに来てしばらくは
相当イライラしたもん。
なんでレジの人が
「あらコレいいわねー、どこにあった?」
とか言うのよー!!!
とっととレジ打ちなさいよー!!!!
・・・とか思ったもん。
ほらそうやってしゃべってるうちに
あと2人ぐらい精算できるじゃないのー!!!
・・・とか思ったもん。

でもそんなヒロちゃんも
沖縄で夏休みを過ごすうちに
「効率よくキッチリしないのもまたよし」
みたいなことに気づいていくという
まあそういう話です。
あと、沖縄の人がやたらスパムを食べるのは
台風で家から出られない時の必需品だからか!
とか
暑い国にやたらナイトマーケットがあるのは
昼間暑くてなんにもできないからか!
などという
普段ちょっと不思議に思ってたことが解決されて
あたし的にはとてもスッキリしました。
おいしそうな沖縄の食べ物が
たくさん出てくるのも楽しいです。
(ちなみにタイトルの「ジューシー」も沖縄料理)
そう!
とにかく読んでて楽しい本なので
とてもおすすめです。

・・・というわけで本日のブログは
今日は25℃だから寒いねー、と言って
スタジャンを着てしまうグアムのひとたち
と楽しくやっているらしい
オットが撮影した写真と共にお届けいたしました。

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| 読書ノオト | 15:30 | comments:34 | trackbacks:0 | TOP↑
No title
あーありますね、「沖縄時間」。
「南国時間」はどこにでもあるんですね。(笑)
全然焦らないんですよ、約束の時間に遅刻しそうでも。
安全運転ですしね、法定速度内で走ってますよ。
先週出張で沖縄行った時は、高速道路60km/hくらいで走ってました。
| さや | 2010/11/24 12:47 | URL |