日本語ふしぎ旅 (その2)
昨日の続きです。 (未読の方は→コチラ からどうぞ)
あ、ところで「英語圏なのになぜ?」
というコメントをいくつかいただきましたが
移民の多いNZでは中国系の食品店がたくさんあるので
こういうお宝がガッポリ発掘できるというわけです。
さて、どうやらこのギョーカイでは
薄焼きクラッカー的なもののことを
「パンケーキ」と呼びたいようなんですが
どのメーカーのパッケージも残念。

「パソケーキ」 だもんで。
逆に言いにくいですけどね、
パソケーキ のほうが。
横に書いてあるコピーが
これまたすごいことになっています。
いいですか? ( ̄▽ ̄)b
厳選の新鮮な野菜
豊かな天然の栄養を含む
酥の脆くて美味
しい一人は一口繋ぐ。
暇で良いゼロ口。
暇で良いゼロ口。

いえ、「ぜろくち」です。
よく見るとカタカナじゃなくて漢字です。
「ひとくち」と韻を踏んでるの。(たぶん)
何のことだか全然わかんないけど。 (´ー`)┌
「パソケーキ」は人気商品みたいで
別の会社からも出てます。

ここまで立派な書体で堂々と言い切られると
パソケーキもアリかな、とか思う。
思いませんね。
そうですね。
こちらのコピーはさらに格調高いです。

・・・・・まったくだ。 ( ̄ω ̄)(ーωー) ウンウン
よくわかんないけどついうっかり
激しく同意してしまう迫力があります。
間違ったことは言ってないし。
すごい。
四の五の言わせないところがすごい。
これぞ大陸的アプローチ。

前にも書いたことがありますが
わたくし日本でコピーライターでしたので
こういうモノが生まれるしくみはよ~くわかります。
「ここに英語でテキトーに2~3行文章入れて!」
・・・な~んて、いったい何百回言われたことか。┐( -"-)┌
もちろん「テキトーに」書くなど
善良なコピーライターとしてあるまじき行為なので
必ずネイティブの人にチェックしてもらっていたんですけど。
なんだかねえ。
器がちっちゃかったなあ、あたし。
もっと大陸的に迫ればよかった。
↓こちらを作っている会社は「皇族」!

Royal Family Food Ltd. 大きく出たな。
≪5/24追記≫
台湾在住のHNが決まらないさんから
大変ためになるコメントをいただきましたのでご紹介します。
さて、「酥の脆くて美味
しい一人は一口繋ぐ。
暇で良いゼロ口。」ですが、
「サクサクでおいしい。
一口また一口と食べるのを止められない。(ORみんなで一緒に食べる。)
余暇(適当な日本語が思い浮かびません。お茶やおやつの時間、
free time、spare timeというような時間のことです。)に最適なお菓子。」
と言いたいのだと推測します。
「ゼロ口」は、中国語で「間食」のことを「零嘴」といい、
「零」を「ゼロ」、「嘴」を「口」と訳したためにこうなったんだと思われます。
すっ、すばらしい!!\((( ̄( ̄( ̄▽ ̄) ̄) ̄)))/
ありがとうございます
ものすごくスッキリしました!
さすがためになるブログ、「つれモナ」。
コメンテイターのクオリティが高い!!!
願わくば早いとこHNが決まりますよう
お祈り申し上げております。 <(_ _)>
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| 雑談 | 09:41 | comments:29 | trackbacks:0 | TOP↑
わろた~~
朝一番から大爆笑!!!もうおなかかかえちゃいました。
ネット自動翻訳とか使っているんでしょうか。
時々、英語翻訳をして、すさまじい意味不明英語文を持ってる人を見かけます。
「やさいパソケーキ」の方は、「暇で良いゼロロ」あたりに自動翻訳ぽさが出てます。
「ぜろろ?」の首かしげアイス君がかわいいです。
| mi-goro | 2010/05/22 08:00 | URL | ≫ EDIT