長年の謎が解ける
あとたったの4DNRとなってしまいました。
(4Dinner=夕食4回)
オットの留守に
あんなものもこんなものも食べようと思ってたのに
志半ばにして胃痛に倒れ、いまだ全快ならず。
これじゃフィッシュ&チップスも夢と消えそうだわ。(涙)
さらに春だ春だと浮かれていたら
突然の寒波襲来でヒーター引っ張り出すわ
そのうえ自分のブログも見れないわで
なんつーかイケてない今日このごろです。

数日前までこんなにお天気よかったのになあ・・・・
さて、今週は本のご紹介をしてきましたが
最後にもう1冊。
「わたしの分身ではないか?」と
厚かましくも常々感じている酒井順子さんが
東京と京都について考察したエッセイです。
言葉とか料理とか習慣とか
いろんな項目について東京と京都を比較
・・・というとなんか難しそうですけど
要するに東京人の彼女が
「はぁ~、京都ってそうなのね~」
と思ったことなんかが書いて
これがたいへん興味深い。
都と京 (新潮文庫)
たとえばですね。
『敬語』という項目では
「はる」と「らっしゃる」
というのを取り上げているんですが
これはわたしも以前から気になっているところ。
実は中学の修学旅行(!)で京都に行った時
自分たちと同じぐらいの京都ガールズが
すれ違いざまに
『あの人あんなに脚キレイなんやから
もっとスカートはかはったらええのになあ』
・・・・みたいなことを言っていて
もうあたしたちブッ飛んだんですよ。
これ、京都に限らず
いわゆる関西弁では普通なのかもしれませんけど
自分の友達(=対等の関係)に「はる」なんて言うなんて
つまり東京弁で言ったら
「あのコ脚キレイなんだから
もっとスカートとかおはきになればいいのにね~」
・・・ってことじゃないの!? w(゚o゚)w

もう、女子騒然ですよ。
京都ってなんかすごい! みたいな。
宿に帰ってからも他の友達と
「なんか京都のコって『はる』とか言うんだよ~!」
「え~、ウソマジで!?」なんて盛り上がって
「スカートはかはった事件」はめでたく
修学旅行のビックリ度№1となったのでした。
ちなみに№2は夕飯のスキヤキを作ってくれた仲居さんが
鍋にいきなり砂糖を投入した事件。
(東京のスキヤキは割下を使うのでね)
全員が「なにすんねん!」とツッコミそうになった。(゜O゜)\(--; ォィォィ

で、その「はる」ですけども
どうやら敬語ではなくて
自己と他者を区別するための言葉なのではないか?
・・・・と、東京人の酒井さんは思ったそうです。
だから「うちのタロー(犬)が道端でオシッコしはった」 とか
「あの犯人テレビのインタビューうけてはった」
などという使われ方もするのではないか?と。
(正解かどうか知りませんが)
なるほどね~。 ( ̄。 ̄)ホーーォ。
だから友達にも「スカートはかはったらええのに」
とか言うのもアリなわけで
中学生以来の疑問がここで解けた次第です。
あ~この本読んでよかった♪
その他、常々京都に抱いていた疑問が
あ~そういうことだったのか!と続々解決。
いわゆる外国人から見た不思議な国ニッポン的な感じです。
逆に東京出身者以外の方々にとっては
「へぇ~東京人てこんな風に思ってるんだ」
・・・ということがわかる、わりと貴重な本でもあります。
東京人のことを分析した本て、なかなかありませんからね。
それぞれの立場によって、いろんな楽しみ方ができそうです。
でも酒井さんの本はわりと好き嫌いがあるようなんで
おすすめ度は★★★★☆にしとこうかな。
押さはる?

あわせて読みたい
| 読書ノオト | 16:02 | comments:44 | trackbacks:0 | TOP↑
へぇー勉強になります。
京都弁の女の子って可愛らしいですよね。
2割増しくらいで可愛く見えます。
やんわりした感じが萌え萌えです。
きなこさんが紹介して下さる本は
今まで読んでないジャンルだったりするので
自分の世界が広がってすごく楽しいです。
有難うございます。
| さや | 2009/09/25 13:17 | URL |