わたくしが幼い頃のクリスマスと言えば
近所のお肉屋さんが店頭で焼いている「とりモモ」に
ヒラヒラの紙かざりがついたやつ、
えぇとつまりこんなヤツですが。

こんなもんが特別なごちそうだったし
ケーキだってお父さんが帰りに不●家で買ってきてくれるやつで
なんか知らないけどみんなで三角の帽子かぶったりして
まぁとにかく、どこもかしこも昭和の匂いが漂う
ショボくてビンボくさいイベントだったわけですけども
なんだかとってもシアワセな思い出。
自称・
「戦闘派主婦」きなことしては
なぜわたくしはクリスマスがからむと、
いきなり
スワロフスキーの星を買ったり
アドベント・カレンダーを飾ったりして守りに入るのか?
攻撃は最大の防御ではないのか、
そんなとこでATフィールド張ってど~する!
・・・などと、我ながらたいへん不思議だったわけですけれど。

被り物職人
mimosaさんの新作パート1
どうやら原因はこの幼少期にあるような気がしてきました。
その頃うちには、フランク・シナトラとかアンディ・ウィリアムスとか
ミッチーミラー合唱団だとかがクリスマスソングを歌っている
箱入り2枚組の豪華なLPレコード(!)があって、
クリスマスにこのアルバムを聴くのが一番のお楽しみ。
ちなみにこのアルバムの中に
デイヴィッド・ボウイとビング・クロスビーがデュエットしている
「リトル・ドラマー・ボーイ」も収録されていて
思えばこれが、わたくしのデイヴィッド・ボウイ初体験です。
・・・と思ってたんですけど、今調べてみたらどうも時代が違うな。
レコードじゃなくてTVで見たのかもしれません。
ま、いいや。 ┐(´-`)┌
とにかくクロスビーが亡くなる直前に行われた、夢の共演だそうですが
大人になった今あらためて聴くと、ちょっとジ~ンときます。
このアルバムこそ、わたくしにとってクリスマスの原点。
その後ワム!だのマライヤだのデスチャだのと
ヒットしたクリスマスの曲は多々あれど
わたくしの中ではまったく 別モノで
こういう正統派のクリスマスソングを聴くと、
心の底から懐かしさがこみ上げてきて
ほわ~っとやさしい気持ちになります。
それと同時に、決してお金持ちではなかったのに
楽しい思い出をたくさん作ってくれて
わが両親はエラかったなぁ・・・と
当時の彼らよりも年上になったにもかかわらず
相変わらずヘラヘラ生きているわたくしは
すっかり感服するのでした。

パート2は近日公開!
そうそう、先ごろ日本でも紹介されたという
「赤鼻のトナカイ」のお話にも、同じニオイを感じます。
小さい頃に見たような、いかにも古くさい感じに
なんともいえず郷愁をそそられて
わたくしのドス黒い心も、ついうっかり洗われてしまうほど。
NZでもクリスマスにはいつも放送されるので
ついつい見ていたのですが、
そんなに有名な番組とは知りませんでした。
いじめたりいじめられたりしている人たちも
ぜひ見てみるがいいですよ。
トシとると、ちょっと前のことはすぐ忘れちゃうくせに
昔のことはよく憶えてるって言うじゃないですか。
その感じがよ~く分る今日このごろ。
大人になってから、もっと豪華でお金のかかったクリスマスを
何度も過ごしたはずなのに、そんなことちっとも憶えていません。
思い出すのは、子供の頃にコタツの上で食べた「とりモモ」と
アンディ・ウィリアムスの歌声。(←アンディにすごく失礼)
とにかく、そんな子供時代を過ごしたから
クリスマスになるといきなり戦闘モードが解除されて
「世界中のみんなが幸せになりますように」m(゚- ゚ )
な~んてすっとぼけたこと考えるようになるのでは?と。

タクシー乗っても、マザー・テレサのような微笑みで
「お釣りはけっこうよ、メリークリスマス (⌒-⌒)」
とか言っちゃうのではないかと。
いつもなら10セントでもお釣りもらうくせにね。
いやぁ、子供時代の思い出ってすごく重要。
子育て中のみなさんは、毎日さぞや責任重大なことでしょうね。
・・・と、軽くプレッシャーをかけてみる。
まぁそんなわけで、今年もわが家のクリスマスイブは
トリの丸焼きとイチゴのデコレーションケーキ という
ノスタルジックでベタで昭和なメニューですけども何か?
地球上のすべての生き物に愛を。

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そのかわり、この下にクリスマス特別企画!!
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