☆つれモナ☆

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血清検査1回目



出発まで数々ある検査の第1弾、「出発30日以内」に行う血清検査に行ってきました。

獣医さんにお願いする検査は出発予定日の①30日以内 ②21日以内 ③10日以内
④4日以内
の計4回。(これに加えて、さらに当日成田の検疫所での検査があります。)
MAFの輸入条件書類は15ページもある上に、「いつ、何の検査をするか」というのが
素人には大変分かりにくく書いてありますから、事前によく読んで日程を間違えないように
検疫所や獣医さんと確認しておく必要があります。

今回の検査は
①Microfilariae concentration test (5.1.1)
②Antigen test (5.1.2)
③Brucella canis (6.1)
④Leptospirosis (6.2)
⑤Canine ehrlichosis (6.3)
⑥Faecal examination (8.1)
・・・の、計6種類。( )内の数字はMAFの書類に対応しています。

このうち④は「レプトスピラ症」というもので、日本の犬は毎年ワクチン注射をしているはず。⑥は「検便」です。
その他については成田の検疫所から獣医さんに日本語で検査項目を
FAXしていただいたので、特に私がやらなければならないことはありませんでした。

ただし、予想外だったのは採血の量。
検査のために5mlの血液が必要だったのですが、チャーリーの小さい身体から
5mlの量を採血するのは、獣医さんにとってもひと苦労でした。
結局1ヶ所から全量採るのは無理だったので、両手と右の後脚、
そして首の左右の計5ヶ所から採血することになりました。

DSCN6392.jpg
    両手には採血後のテープが…

チワワなどの場合は5mlの採血に耐えられるかを相談した方がいいかもしれません。
日を置いて2度採血するとか、他に方法があるかと思いますが
とにかく獣医さんが「5mlの採血なんて初めて聞いた」と言っていたほど
他の国への入国条件とは事情が違って厳しいようです。

採血したものはその後クール宅急便で横浜の検査課に送ります。
他に、今回はフィラリアの抗体検査と糞便検査があり、
これらは獣医さんがその場で結果を見てOKが出れば大丈夫。

採血や検査が終わったら、MAFの書類に日付を記入していきます。
最終的に出発4日前の検査が終わった後に、獣医さんのサインをもらって
成田の検疫所に一度チェックしてもらい、輸送当日に持参することになります。

今回かかった費用は、フィラリア抗体検査(妊娠検査薬みたいなキット)代のみで
¥1,570。他に、クール宅急便の料金が¥850でした。
採血や糞便検査の費用は一切かからなかったのですが、
おそらくこれは獣医さんによってバラつきがあると思います。

獣医さん宛のFAXとMAFの項目の名称が微妙に違っていたので
念のため検査終了後に検疫所に電話でひとつずつ確認しました。
これで、30日以内の検査はすべて終了。
次回は「21日以内」に行う寄生虫駆除、4月3日の予定です。

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| 犬を連れてNZへ | 21:43 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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吸水器選び



日本通運さんからいただいた書類によると、
飛行機で輸送する際には、IATA基準をクリアしたケージに
外付けの給水器1個と、内側に水受けとエサ入れ(計2個)を必ず取り付けて下さい。
・・・と書いてあります。

バリケン購入時に小さなエサ入れが付属品として付いてきましたし
実際そこにフードを入れることはなく、あくまで形式だそうなので
こちらは大丈夫なのですが、問題は吸水器。
いろいろ探したところ、どうやらペットボトルを付ける形のものがいいようなので
さっそく購入してきました。それが↓左側の写真、青い方。
これ、サークルのようにワイヤーが縦方向だけならいいのですが、
バリケンのドアは縦横の格子状になっているので、吸い口が入りませんでした。
しかも、バリケンのサイズに比べて吸水器が大きすぎ。
チャーリーも飲みにくそうだし、なんだか違う感じです。

DSCN6316.jpg


あわてて再び調べてみたら、一番小さなバリケンネル#100には
フェレットやハムスターなどの小動物用を使うといいらしい。
ということで、買ってきたのが、↑の黄色い方です。
これならバリケンにもぴったりサイズでチャーリーもペロペロしやすいし、容量も十分。
大きい方は、いつかモナカくんが旅に出る時に使うことにしましょう。

ちなみにこのチビ吸水器、商品名は「エコボトル ミニ」。¥700ぐらいでした。

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狂犬病について



ホッと一息ついたところで、動物検疫のサイトを読み直していたところ、
「マイクロチップ装着後に狂犬病の予防注射をしないと無効」という記述が。
え?なんですって?

さっそく動物病院に確認したところ、チャーリーの予防接種は昨年5月13日。
狂犬病ワクチンの有効期間は1年ですから、拘留中に期限切れになってしまいます。
しかも、「予防接種してから出発までに30日以上経ってないと無効」
などという記述もあり、もうなんだかワケがわからなくなってきました。

わからない時は聞くのが一番。
成田の検疫所に電話すると、「資料にはそういうことは書いてありませんが、
もし心配なら証明書を持ってくれば転記しておきます。」という頼りない返事。
こうなったらMAFです。何でもMAFに聞いてみましょう。
メールを打つとすぐ返答があり「問題なし」と一言。
(結論) 日本→NZの引っ越しには、狂犬病予防接種は必要ありません。
*もちろん毎年の予防接種を受けていることが前提。
狂犬病については、発生のある国・ない国(NZなど)で対応が違いますし、
さらに2年以内で日本に帰ってくる場合は接種が必要になります。
とてもややこしいですが、間違えると拘留期間が長くなったりしますので
気を付けて確認してください。

ところで、MAFはこのように何でもすぐお返事をくれるので
手続きに不安がある時はメールで問い合わせるのが一番早いし確実です。
簡単な文章でもYESかNOか、○か×かが分かるように書けば大丈夫。
例えば上記の問い合わせの場合は、予防接種が必要なのか、何もしなくていいのか
が質問のポイントですから、それさえ分かればいいのです。
難しいことは考える必要なし。文法も気にしなくてよし。
考えながら書けるので、電話よりずっと気がラクだと思います。
英語が苦手な方も、がんばりましょうね!

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パーミット到着



・・・と、今までの経緯をまとめてきましたが、ここからはリアルタイムでご報告します。

3月17日、パーミットが到着しました。
申請したのが3月6日ですから、わずか10日間しかかからなかったというわけです。
何事ものんびりしたNZにしては、異例の早さ。
実は4月20日出発から逆算するとギリギリの日程で申請したので、
「3月20日までに届かなかったらどうしたらいいんですか?」と
数日前にメールで問い合わせてしたところ、
検疫手続きを始められるようにとパーミット番号を先にくれました。
こんなことをしていたから、「うるせえヤツ」と思われて早くくれたのかもしれません。
まぁ、いずれにしても早く届いてホッとしました。

DSCN6308.jpg
よくぞご無事で。大事な大事なパーミット

これが届いたら、成田の検疫所にFAXします。
そして獣医さんと最初の血液検査の日程を調整。
検疫所では毎週水曜日が検査日ということなので、
3月29日が出発30日以内でもっとも早い日です。
この日の朝までに血液が到着するように採血する、となると3月27日。
なんだか最近、逆算ばかりしているようですが、
あとは検疫所と獣医さんが直接連絡を取って日程を決めてくれるもよう。

ここまで来れば、やっと一息つける、という感じです。
あとは、採血日の予約を忘れないようにしなければ・・・

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バリケン購入



さて、飛行機で犬を運ぶには犬舎に入れなければなりませんが
ややこしい決まりがあるそうなので、ここはバリケンネルが一番カンタン。
運送会社にも「バリケンの○番」と伝えれば通じるので便利です。
他にもいろんなメーカーから微妙にサイズの違うものが出ているので
ご自分の犬に合ったものを購入されればいいと思います。
ただし、必ずIATA基準に合ったものかどうかチェックしてください。


大きさは、犬が中で立ったりクルッと回ったりできる程度。
あまり大きいと輸送時に揺れて不安になる犬も多いそうですから
人間が見て「ちょっと狭いかも」と思うぐらいでちょうどいいのかもしれません。
とはいえ、犬のサイズによって犬舎の最低寸法が決まっていますので
購入前に必ず確認してくださいね。(運送会社で教えてくれます)
ポメラニアンのチャーリーは、PETMATE社のバリケンネル#100。
ネットでいろいろ比較して、¥3,480で購入しました。

DSCN6309.jpg
このぐらいの狭さがちょうどいいらしい。

バリケンが到着したら、早めに慣らしておきましょう。
中に匂いのついたタオルを入れたり、オヤツを置いておくと効果的。
NZの家に着いたら、きっとモナカくんからの避難場所として活用されることでしょう。

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| 犬を連れてNZへ | 17:33 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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運送会社の手配



前にも書いたようにニュージーランド航空で行く場合、犬は貨物扱いになりますから
自分の飛行機とは別に、犬の分の飛行機を予約しなければなりません。
MAFからのパーミット到着を待つ間に、運送会社の情報を集めておきましょう。

よく利用されるのは、西濃運輸日本通運の2社のようです。
電話してみたらどちらも親切に教えてくださいました。
約3㎏のチャーリーの場合、どちらでもほぼ10万円程度という見積もりでした。
基本的に空港までは自分で運ぶことになっているので、
犬と人間が別の飛行機で行く時は
空港まで2往復しなければなりません。成田だとちょっと面倒。
というわけで、私は同じ飛行機で行くことにしたので、
出発時間の4時間ぐらい前に来て検疫手続きをするように言われました。
これを自分でやると約2万円の節約だそうです。

予約時にはMAFからのパーミットが必要になりますので、
正式な申し込みはパーミット到着後になりますが
まずは電話で出発日や犬の種別、体重などを伝えると簡単な見積もりを出してくれます。
犬の大きさに合わせた犬舎のサイズや必要な物などを書いた書類ももらえますので、
早めに問い合わせておくと安心。最終的には出発の1週間までに予約すればOKです。


セイノー通関(株) 成田旅具営業所 0476-34-8750
日本通運(株)   成田空港支店  0476-32-8011

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| 犬を連れてNZへ | 16:16 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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MAFに申請



さあ、ここまで来たらいよいよMAFに申請です。
申請用紙は上記サイトからダウンロードできます。
しかしコレがまたもや気が遠くなるほど英語の洪水。
もう、見ただけで頭が痛くなりますが、あとひとがんばり。
気合いを入れて乗り切りましょう!

ダウンロードすると大量の書類が出てきますが、必要なのはAPPLICATION FORMのみ。
これに連絡先とマイクロチップ番号を記入し、
検疫所のCONFIRMATION LETTERと共にFAXします。
申請料は$130。クレジットカード又は小切手(チェック)払いです。

qps
検疫所からのレター(FAXで送ってもらいました)

MAFからの返事がPERMITすなわち輸入許可証になります。
これが届いて正式に出発日を決めるまで、検査などの日程を調整することができません。
とりあえずひたすら待つのみ。
MAFのオフィサーはKiwiにしてはとても迅速かつ親切だったので、
あまり時間の余裕がない時などはメールで問い合わせるといろいろ教えてくれます。

ところで検疫所でもMAFでも、必ずNZ国内の連絡先が必要になります。
引っ越し先が未定の方は、ご友人の住所などを貸していただけるようにすると便利。
ただし、NZは、というかオークランドは意外にも犬と一緒に住める賃貸住宅が少ないので
家を借りる方は、いずれにしても早めに探しておいたほうがいいと思います。

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| 犬を連れてNZへ | 15:32 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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マイクロチップ



現在ニュージーランドでは、外国から輸入されるすべての犬に対して
マイクロチップが義務づけられています。
(2006年7月1日以降は、登録するすべての犬について義務づけられます。
この時点ですでに登録されている犬、例えばモナカくんなどは適用外。)

NZに犬を連れて行く場合は、マイクロチップは必須条件です。
かかりつけの獣医さんで簡単にできますので、渡航が決まったらすぐお願いしましょう。
費用は様々ですが、たいてい1万円以下のようです。チャーリーの場合は\9,000ぐらい。
マイクロチップには規格の異なるものがあるようですが、
日本もNZもISO(International Standard Organisation)なので
特に指定しなくても問題はないと思います。
念のため、獣医さんに確認してみてください。

注入にかかる時間はほんの一瞬。ワクチン注射と同じぐらいです。
犬の首筋あたりにチュッとやるだけ。もちろん麻酔も不要です。
今のところNZではマイクロチップ読み取り用のリーダーがあまり普及していないので
いざ迷子になってもコレで安心!・・・というわけにはいきませんが
これから制度化されていくにつれ、徐々に普及していくのではないかと思います。
ま、そんなことより輸入するに当たってはやるしかないわけですが。

マイクロチップについて詳しく知りたい方は
こちらのサイトが参考になります。

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| 犬を連れてNZへ | 15:24 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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検疫所を予約



さて出発日が決まったら、まずは検疫所の予約です。
MAFの資料にも出ていますが、認定の検疫所はオークランド、クライストチャーチ、
レヴィン(ウェリントン近郊)の計3カ所のみ。便利な所を選んでください。

私はオークランド在住なので、QUALIFIED PET SERVICESを利用しました。
ここは我が家の長男、ゴールデン・レトリーバーのモナカくんが小さい頃に
2週間の訓練を受けた場所でもあり、ペットホテルとしても利用しているので安心でした。
検疫所というと狭いケージに閉じこめられるというイメージがあるかと思いますが、
広くて清潔ですし、毎日面会に行くことができるので大丈夫。
ただし、オークランド市内から車で30分ほどかかります。

上記検疫所の場合、予約メールを送ると折り返しアプリケーションと
税関申告書が添付されたメールが届きました。
自分で記入するものと、獣医さんのサインが必要なものがあります。
これらの書類と共に、パスポートとビザのコピーをFAXすると予約が完了です。

・・・と、簡単に書きましたがこの手続きはもちろんすべて↓英語です。

DSCN6300.jpg


獣医さんも英語が話せるとは限りませんから、場合によっては内容を説明する必要も。
(ちなみに私の獣医さんは住所をローマ字で書くのもひと苦労でした。。。)
英語が苦手な方はちょっと苦労するかもしれませんが、戦いはまだ始まったばかり。
この先いくつもの難関が待ちかまえていますが、ワンコとの楽しい生活を思えば何のその。
がんばりましょう!

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| 犬を連れてNZへ | 12:28 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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準備はいつから始める?



犬と一緒にNZに行くことが決まったら、まず何から始めましょうか?

「飛行機の日程を決める」ですね。当り前ですけど。
ただし、気を付けることが1つ。
NZに入国する際にはMAF(農林省)からの輸入許可証(パーミット)が必要になります。
MAFのサイトには最低6週間前に申請すること、と書いてあります。
さらに、出発日の30日前から検査や投薬などが始まりますが、
これはパーミットが手元に届いてから。
ということは、余裕をもって対処するためには、遅くとも予定している出発日の
2ヶ月ぐらい前には準備を始めなければなりません。

実際は、私の場合10日間ぐらいで申請書が届いたのですが、
なにしろNZですからいつもこんなにスピーディとは限りません。
6週前までに出せ!というものは出しておかないと、後になってややこしいので
ここはある程度ゆとりを取っておいたほうが、精神的にラクだと思います。
私はあまり余裕のない日程で考えていたので、
出発日を2週間先に変更するハメになりました。
皆様はくれぐれもそのようなことのないように、お気を付けください。

ちなみにNZ航空の場合、犬は大きさに関わらずすべて貨物扱いになりますので
飛行機の予約は航空会社ではなく、運送会社になります。
また、自分と同じ便で到着しても、犬は検疫所に直行してしまいますから
空港に2回行く手間が面倒でなければ、必ずしも同じ便である必要はありません。
同じ便で行く場合は、まず自分の飛行機を予約してから、犬の手続きを始めましょう。
最終的に運送会社には出発の10日ほど前までに連絡すれば大丈夫です。

単に出発日を決めるだけなんですが、けっこう悩みました。
ニュージーランド航空は曜日によってクライストチャーチ経由オークランド行き、
というのもあり、所要時間が異なるので気を付けてください。

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