☆つれモナ☆

2005年05月 | ARCHIVE-SELECT | 2005年07月

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新しい訪問先



チームリーダーのNINAさんから紹介された新しい訪問先、
SHALOM COURTに行って来ました。
こちらは家から歩いて15分、お散歩がてら訪問するのにちょうどいい距離です。
ここにケアホームがあるのは前から知っていて、このあたりの場所を訪問できたらいいなぁ
と思っていました。いつも行っている所も車で10分足らずと近いのですが、できれば自分の
住んでいる地域で活動できたほうがなんとなく「地域の役に立ってる」という気分ですし。

こちらの担当者はパトリシアさん。電話で話した印象はとても気さくで感じのいい方です。
11時にアポをとり、さっそく歩いて行ってみました。
今回は話のネタにと、モナカくんはALL BLACKSのラグビージャージを着用。
黒いジャージを着てるだけで強そうに見えるから不思議です。頼むぞ、モナカくん。

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まずは受付で名前を告げた後、
ラウンジに案内されました。
いつもの高級ホテルのようなフロントに比べるとこちらは平屋造りでやや小ぢんまりした感じ。
日当たりのよいラウンジでは
3人のおばあちゃんがおしゃべりしていました。
ここで紹介されてモナカくんが愛想を振りまいている間に、パトリシアさんが登場。
EASTCLIFFEのヘレンさんと同じく、
テキパキよく働きそうな感じの方です。

おばあちゃんたちはここでもキチンとした服装で、アクセサリーもメイクもばっちり。
お年を召してもこんな風にキレイにしている心がけ、ぜひ見習わなければなりません。
みなさん耳は遠いようで、パトリシアさんが大きな声でゆっくり話しかけています。
「犬(ドギー)は好き?」「え?ストッキングは穿いてるわよ」
・・・なんていうトンチンカンな会話はちょっと笑えますが、そんなおばあちゃん達でも
モナカを見ると「私は昔ボーダーコリーを飼ってたのよ」とか「息子が同じ犬を飼ってるの」
などとどんどん話が広がっていくのには、パトリシアさんもセラピー効果に感心。

さらに、住居棟を案内してもらいながら他のお部屋も訪問してみました。
簡単なキッチンなどが付いている住居棟は、身の回りのことは自分でできるみなさんが
お住まいの場所。食事はラウンジで用意してくれるんだそうです。

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こちらで訪問したのはベンさんのお部屋。
11時にして早くもウィスキーを飲みながらドラマを見ている粋なおじいちゃんです。
モナカくん、ベンさんからビスケットをもらって超ゴキゲン。
きっとベンさんの部屋に行くのが楽しみになるんでしょう。

後から知ったのですが、ここはNZに住んでいるユダヤ人コミュニティの運営なんだそうで
そういわれてみるとベンさんの部屋にも見なれない宗教者の肖像がありましたし
スタッフのみなさんの名札にも、ユダヤの星のマークがありました。
こういうところ、少し勉強しておかないといけませんね。

こちらではセラピー犬の訪問が初めてとのことで、モナカくんは大歓迎を受けました。
居住者のみなさんも、いつものEASTCLIFFEより少しお元気な感じ。
ALL BLACKSのジャージも、話のネタ効果絶大でした。
今までとはちょっとタイプが違うので私にもモナカくんにもとっても新鮮。
できれば月に1度ずつ両方を訪問できればいいなぁと思います。

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1ヶ月ぶりの訪問②



いつもは駆け足で周るお部屋訪問ですが、今日はラウンジにいる方が多いので
お部屋のほうはゆっくり周ることができました。
普段どうしても「話しやすい人」「親しみのある人」などが中心となってしまうため、
なかなか入って行きづらいお部屋もあります。今日はそちらを重点的に。

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まずはフレッドさん。
彼は時々ラウンジにいるのですが、お部屋に入っていくのは初めてです。
なぜ入りづらかったかというと、他のお部屋と違ってここには重厚なTVキャビネットが。
こんな立派なキャビネットを置いてる方は、きっと気難しいに違いない、な~んて私の勝手な
先入観なんですけどね、とにかくなんとなく入りづらかったのでした。
でも、思いきって入ってみたらとっても居心地のいいお部屋。
モナカもなんだかリラックスしちゃいました。
フレッドさんは第二次大戦の際に陸軍にいたそうで、当時の写真もありました。
思い起こせば60年前、NZと日本は戦っていた敵国同士だったのに
今はこうして日本人の私がNZ生まれのモナカを連れてフレッドさんを訪ねる時代。
そう思うとなんだか感慨深いものがあります。

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それから「ずっと飼ってた犬を連れて来たかったんだけど泣く泣く置いてきた」という、
大の犬好きスザンヌさんのお部屋では、モナカくん大喜びでペロペロなめまくり。
あまり言葉は聞き取れないけど、一生懸命話してくれるキャサリンさんのお部屋には
100年以上前に撮影されたという、移民直後の家族写真がありました。
今度はこういうものも、少しずつお話を聞いてみようかと思いました。

ところでチームリーダーのニーナさんからメールが来ました。
セラピー犬を希望している施設がもう1軒あるんだけど、行かれる?という内容。
どうやらそこにはすでに10人以上の人々が「犬」を待っているんだそうです。
偶然にもそちらの施設はウチから歩いて行かれる距離。
モナカくんのお散歩がてらちょっと訪問、というのもできそうです。
さっそく来週にでもアポを取って見学してみるつもりです。

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1ヶ月ぶりの訪問①



このところ仕事が忙しかったり体調が今イチだったり、
はたまた車の調子が悪かったりして訪問のチャンスを逃してばかり。
ヘレンさんは基本的に火~木曜の勤務なので、
その中で都合のつく時間というのは意外に限られていたりします。
というわけで、前回の訪問から1ヶ月以上たってしまいました。
今回も今日を逃すとまた数週間後、という厳しいスケジュール。
大きな仕事の後でかなり疲れがたまっていたのですが、がんばって行ってきました。

いつものようにフロアを周ってみたのですが、お部屋はもぬけのカラ。
みなさんいったいどこに行っちゃたんでしょう?と思っていたら、3階のラウンジから
キャロルさんのピアノが聞こえてきました。それに合わせて歌っているおばあちゃまたち。
日本なら「はい、みなさん歌の時間ですよ~!」という感じかもしれませんが、
ここではスタッフの人達がナプキンを畳んだり事務仕事をしたりしながら一緒に歌っています。
つまり、「歌いながらできる仕事はココでしちゃえ!」というわけです。
とっても合理的だし、フツーっぽくてなかなかイイですね。

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ここでピアノを弾いているキャロルさんは、お母様が入居中。
車で10分ほどの距離とはいえ、毎日通って来られるのは大変だと思います。
それなのに、いつもエレガントな笑顔を絶やさずにいられるのは尊敬のかぎり。
そのうえ自分のことだけではなく、こうしてみなさんのためにピアノを弾いたりして
なんだかとても気持ちの豊かな女性だなぁと、いつも感心しています。
余談ですがみなさんのお部屋を訪ねると、ほぼ必ず十字架やマリア像があります。
別にキリスト教の施設ではないのですが、ここにお住まいのみなさんは全員「白人」
なので、やはりクリスチャンの割合が高いのでしょう。
キャロルさんの優しい笑みも、キリスト教精神に基づいている、と言われてみれば納得です。
私は宗教なんてコレっぽっちも持っていないのですが、ここのみなさんを見ていると
年をとったり体が弱ったりした際のよりどころとして、宗教は存在しているのかなぁと思います。

ところでヘレンさんがしていたのは、サンタの帽子作り。
実はNZでは夏にクリスマスを迎えるため、半年後の6月に「真冬のクリスマス」というのを
もう一度やります。真冬、といっても20度ぐらいあるんですけどね。
この施設でも来週クリスマスパーティがあるそうで、その準備に大忙し。
さらに現在NZにはライオンズという英国のラグビーチームが遠征に来ていて、
いよいよ今週末からオールブラックスとの対戦が始まります。
そこでライオンズのチームカラー「赤」と、オールブラックスの「黒」をモチーフにした飾り付けや
黒い風船をあちこちに配置したりしてお祭り気分。
なかなか外に出られないお年寄りのみなさんにも、こうして季節の行事を楽しんでいただこう
というのがスタッフのみなさんの気持ちなんだそうです。

さて、みなさんがここに集まっている間、お部屋のほうもちょっと訪問してきました。
続きはこの後・・・


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登録費の行方



オークランド市には18,000頭の犬が登録されているそうです。
本当はダメなんですが登録されてない犬もけっこうな数いるので
実際にはたぶんこの倍ぐらいの犬が暮らしているのではないでしょうか。

市が担当するのは
◇ビーチや公園などに主眼を置いた24時間体制のドッグコントロール
◇学校訪問や広報を通じた犬と安全についての講習
◇吠え声や危険な犬などについての苦情処理
◇放浪犬の保護とシェルターの管理
…などについての運営だそうで、ここにかかる経費のうち60%は
私達が支払う犬の登録費で賄われています。

2004年7月1日から2005年4月20日までの期間に実施されたのは
◇学校や幼稚園など248箇所での安全講習会
◇5238頭の保護(そのうち2700頭は飼い主に戻されました)
◇235頭の里親を確保
◇犬に噛まれた苦情283件、吠え声に関する苦情2461件を含めた
18,611件に関する対応
◇1776件の違反通達、147件の警告
◇203頭の犬を「ピットブルテリア系(雑種を含む)」と認定
これらの犬は避妊手術とマズル装着が義務
…というわけなんだそうです。いろいろ活動してるんですね。

しかし、実際にはノーリードで散歩している犬(飼い主なし)
というのも後を絶たず、もう少し住宅街も見に来て欲しいなぁ、
と思います。散歩中に怖い思いをしたことも何度かありますしね。
さらに、地域の犬を集めて「しつけ教室」なんかをやったら
いいんじゃないかなぁ、なんて思うんですが、まぁこんなことは
私がここでブツブツ言っても仕方ないので、市議会議員にでも
立候補してみましょうかね(笑)。

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市役所に登録しよう



地域によって違いますが、オークランド市では子犬が3ヶ月になったら
市役所に登録しなければなりません。
登録の期間は毎年7月1日から翌年の6月30日まで。
モナカくんは3月生まれなので、3ヶ月になったのは2001年の6月はじめ。
年度末ということで「7月からでいいよ~」と言われ、ちょっとトクしました。


Dscn3888s.jpg
最初の時は、市役所に行って登録用紙に記入し、費用を払います。
すると番号が刻印された鑑札がもらえるので、それを首輪につけておきます。
それだけ。簡単ですね~♪
次の年からは、自宅にこの用紙が送られてきます。
ま、結局市役所に行かないと鑑札はもらえないのですが、
送ってくれれば登録を忘れることはないのでありがたいです。

登録の費用は以下のように分かれています。
A($38)・・・・飼い主がライセンスを持っていて、かつ避妊手術済
B($62)・・・・ライセンスなしだが、避妊手術済
C($82)・・・・ライセンスありだが、避妊手術はしていない
D($106) ・・・ライセンスなし、避妊手術もしていない
E(無料)・・・・盲導犬や聴導犬など
F($38)・・・・牧羊犬
G・・・・・・・・危険な犬の場合は登録費用の150%を支払う
 
8月1日までが支払い期限なので、それ以降は30%程度のペナルティがかかります。
期限内にちゃんと払った人は、なんと200ドルの商品券が当る抽選付き!

ところで「ライセンス」というのは、「ドッグ・オーナーズ・ライセンス」といって
市役所で講習を受ければすぐもらえるものですが、実際には持っている人はごくわずか。
モナカくんの場合はBに該当しますので$62です。

また、「危険な犬」とは犬種ではなく、過去に人間や家畜、野生動物などを
襲った記録のある犬、ということなんだそうです。

ではいったいこの費用は何に使われるんでしょうか…
次回のお楽しみで~す。

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