☆つれモナ☆

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オリエンテーション





いよいよ今日は第1回目のオリエンテーションです。
場所はオークランド空港近くにあるSPCA。
ここには里親を待っている子犬や子猫がたくさんいるので、決して手ブラでは帰って来られないだろう、
と恐れていたのですが、行ってみたら受付付近には子犬の気配はゼロ。
な~んだ、とちょっとガッカリしたようなホッとしたような気分でした。
SPCAは思っていたよりもずーっとキレイで大きな施設で、これが政府や自治体の援助なしに、
寄付金だけで運営されているとはとてもとても思えません。
もちろん個人だけでなく、企業や団体からのお金やモノ(エサなど)の寄付も多いようですが
こういう活動に対するNZの意識はさすがにすごいなあ、と感心してしまいました。

モナカとロビーで担当のキャシーさんを待つ間に、ダウン症の女性がやってきました。
彼女もここのボランティアとして働いているそうで、見るからに犬が大好きな感じ。
「ゴールデンレトリバーでしょ!」と言いながら近付いて来るとモナカは大ハシャギです。
ひとしきり遊んでもらってお互い大いに満足した様子でしたが、これを見て私は内心ホッと一息。
よしよし、大丈夫そうだぞ。

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そしてついにキャシーさんの登場です。
にこやかに現われた彼女は小さな部屋に私たちを招き入れ、ドアを閉めました。
ここで私が持参した申込書などをチェックしつつ、このプログラムのアウトラインや
この後どんなステップを経て実際に施設を訪問するようになるのか、などを説明し、
さらになぜこのプログラムに参加しようと思ったのか、モナカはどんな性格なのか、
などなどの質問がいろいろありました。

ひと通り終わると、実際にリードをはずしてモナカのテストです。
キャシーさんが突然大声で叫んだりアラームを鳴らしたりして、音に対する反応を見ます。
また、後から尻尾をつかんだり耳をひっぱったり、目、口、お腹、脚などを触ったりして
モナカがちゃんとおとなしくしていられるかどうかも確認。
もちろん、いつものことながら「なすがまま」のモナカくんなのでこのテストには文句なく合格です。
その後、質問があればどうぞ、というのでいろいろ聞いてみたのですが、実際に施設を訪問する時は
グループではなく、個人的に行くんだそうです。
他の犬やネコとうまくいかなかったら困るなあと思っていたのでちょっと安心。
地域ごとにリーダーがいるので、最初の1回だけはその人と一緒に行き、その後は訪問する施設と
直接連絡をとって次回の予定を決めるそうです。
みんなボランティアなのでとってもフレキシブルなのよ、とキャシーさんは言っていました。
自分が行かれる時に行けばいいそうなので、これなら私にもできそうです。

まずはこうして第1回目のオリエンテーションが終了しました。
次回は他の犬たちと一緒に実践的なトレーニングを受けるそうです。
しかし開催は月に1回なので11月か12月まで空きがないとのこと。
最近ボランティアを希望する人がとても多くてうれしい悲鳴なんだそうです。
あいにく11月はすでに仕事が入っていたため、12月の5日を予約。
まだまだ長い道のりになりそうですが、まあのんびり行きましょう。

| セラピー犬への道 | 21:43 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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OUTREACHプログラムとは?





SPCAとST.JOHN’Sという2つの慈善団体が1年前から始めたものです。
SPCAとはSociety for the Prevention of Cruelty to Animals、
つまり動物虐待防止協会です。
SPCAは虐待されたり捨てられたりした動物を保護して里親を探すなどの活動の他、
地域の住民から通報を受けて虐待の可能性がある現場を捜索することもあります。
この活動はテレビ番組にもなっていましたが、NZにはアニマルオフィサーという職業があり
虐待をしている飼い主から動物たちを強制的に取り上げて保護することができます。
虐待といっても、蹴ったり殴ったりというだけでなく、例えば鶏舎に詰めこまれて
ひたすら卵を産まされているニワトリなども虐待と見なされます。
SPCAは非営利団体なので、すべてボランティアと寄付によって運営されています。
スーパーマーケットに行くとレジの後にSPCAの箱が置いてあるのをよく見かけますが
これは買物客が自分のものと一緒にドッグフードなどを1つ余分に購入して
SPCAにいる動物たちのためにその箱の中に入れておく、というものです。
もちろん家から持って来た毛布やオモチャなどを入れてもOK。
SPCAのWEBサイトはこちら

一方ST.JOHN'SはNZでは「救急車の会社」と思っている人も多いと思いますが、
こちらも慈善団体です。救急車の他、医療関係を一手に引き受けているところです。
ST.JOHN'Sには有給で救急車を運転している人が600人、ボランティアの運転手が
2200人もいて、救急車の85%はST.JOHN'Sのものだそうです。
ちょっと面白いのは日本の119番に当たる番号がこちらでは111なのですが
そこに電話するとST.JOHN'Sに直通でつながるんだそうです。不思議ですね。
ちなみにNZでは救急車は有料で、1回$70ぐらいかかりました。
私は通訳として乗ったのですが、この緊急時に請求書にサインさせられるなんて
なんだかなぁ、と思った記憶があります。もちろん後日ちゃんと請求が来ました。
ST.JOHN'Sのサイトはこちら

で、この2つの団体が協力して始めたのがOUTREACHプログラムというわけです。
アメリカではペットセラピーを取り入れた療養所で薬等の治療費が60%減、
また患者さんの死亡率も40%減少したという驚くべき数字が出ています。
カナダでは1992年からST.JOHN'Sが同様のプログラムを運営しており、
すでに3万人もの人が病院や介護施設などを訪問しているということです。
NZのOUTREACHプログラムは、今のところオークランドのみの限定運営。
約80名が登録しているという、まだまだ小さな活動です。
連れていく動物は犬が一番多いようですが、その他にもネコ、鳥、モルモット、ウサギ
中にはミニチュアホースやラマなんていう変わった動物もいます。
登録する前にはSPCAが動物のトレーニング、ST.JOHN'Sが人間のトレーニングを
担当します。その第一歩がいよいよ来週の月曜日。ドキドキします・・・

| セラピー犬への道 | 21:42 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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なぜセラピー犬?





モナカはゴールデンレトリバーのくせに泳げず
誰が来てもニコニコするので番犬としてはまったく役立たずで
ボール投げすれば手で取ろうとするおマヌケでおヘタレな犬です。
でも、人間だれしも何かひとつは長所があるというもの。(犬ですが)
そのおへタレなところを生かせる道もあるんじゃないかなあ、と常々思っていました。

そこで思いついたのがペットセラピー。
アメリカでこの訓練を受けていた人を思い出し、NZでも探してみました。
すると、SPCAがOUTREACH THERAPY PETSというプログラムを主催しているのが判明。
犬に限らずさまざまな動物を介護施設や病院などに連れて行って
安らいだひとときを過ごしていただこう、というボランティア活動です。
おヘタレなモナカも、これなら大丈夫。おヘタレだからこそできる活動ではないですか!
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というわけでさっそく資料を取り寄せてみました。
届いたのは登録用紙と警察の証明を申請する用紙、そして自己紹介書です。
登録用紙には施設を訪問できる曜日や時間、地域などを記入します。
警察の用紙というのは、やはり身元が確かでないとダメだからということでしょう。
自己紹介書にはなんと2名の「レフェリー」が必要で、応募者がどんな人柄なのか
後日SPCAから連絡があっていろいろと質問されるんだそうです。
最初は獣医さんに書いてもらおうかと思ったのですが、よくよく考えたら
これはあくまでも私の人柄なので、獣医さんはあんまり関係ありませんでした。
なので、仕事先のKiwi2名にお願いして書いてもらいました。

とここまでは、モナカの能力にはまったく関係ナシ。
次はこの書類を持ってSPCAに行き、オリエンテーションを受けることになります。
もちろんモナカも一緒で、お行儀よくできるかどうかをチェックされるのです。
どうでしょう・・・いきなり不合格になるかも。

| セラピー犬への道 | 21:34 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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